2009年09月10日

なんだか気になる:平均寿命はどう計算する?

先日、ファイナンシャルプランナーの方とお話する機会があり、その会話の中で、「ところで平均寿命はどう計算するのか?」という話になった。
FP の方もよくは知らないようだった。

今生きている人たちの年齢の平均をとったら「平均年齢」になるだけだ。
これまでに死亡した人の死亡年齢の平均を取るのだろうか?
でも、たとえば戦中・戦後の時代の人たちと一緒に平均死亡年齢を計算しても、現在の日本人の平均寿命にならないだろう。
ということは、最近数年間の死亡年齢平均をとるのだろうか。
いや、そんな単純ではない気がする。
たとえば、存命中の人たちが何歳まで生きながらえているかも計算に加える必要はないだろうか?
1年前の死亡者と2年前の死亡者の死亡年齢を均一に平均してしまっていいのだろうか?
などなど。

考えていても埒があかない。
調べてみよう。

平均寿命や平均余命については、厚生労働省が「生命表」というものを発表していて、これがよくニュースで取り上げている数字のようだ。

厚生労働省:生命表
http://www.mhlw.go.jp/toukei/list/list54-57.html

さて、まずは平均寿命の定義。

生命表における平均寿命とは、現在における死亡状況が今後変化しないと仮定したときに、今後出生する人が何年生きられるかという期待値である。

そもそもこれをよく知らなかった。

「今生きている人が何歳まで生きるか」ではなく、「これから生まれる人が何歳まで生きるか」だったのだ。
ということは、自分が何歳まで生きるかは、今発表されている平均寿命ではなく、生まれたときの平均寿命で考えなければならない、ということだ。
今40歳なら、生まれた当時の平旧寿命は今よりもたぶん5年くらい短い。
もっとも、年々計算し直されているから単純には言えないだろう (実際、年齢と平均余命を足してみると、生年時の平均寿命とは一致しない)。

さて肝心の計算方法については『簡易生命表』の「参考資料1 生命表諸関数の定義」がわかりやすい。
平均寿命を、もう少し具体的に定義すると次のようになる。

平均寿命
0歳の人の「平均余命」
x歳の人の平均余命
現在x歳の人たちが、今後「死亡率」に従って死んでいくとして、何年間生きるかを平均したもの。

では、死亡率はどう計算するのだろうか?
これは計算もなにもなく、統計調査するのだ。

厚生統計に用いる主な比率及び用語の解説 <死亡>
http://www.mhlw.go.jp/toukei/kaisetu/index-hw.html#sibou

この数式のうち「(2) 年齢(年齢階級)別死亡率(総数・男・女)」がそれだ。
つまり、1 年間に x 歳の人口のうち何人が実際に死亡したか? というのが死亡率だ。

こうして整理して見ればなるほど、と思う。
ある国の「平均寿命が長い」ということは、「死亡率が低い」ということだ。
死ぬ割合が低ければ寿命も長いという単純な理屈。

簡易生命表を見ていて、ちょっとおもしろいことに気づいた。
それは、年齢があがるに従って寿命が延びる、ということだ。
たとえば19年の簡易生命表の場合、おもな年齢の平均余命は以下のとおりだ。

年齢平均余命年齢+平均余命
0歳79.19歳79.19歳
10歳69.52歳79.52歳
20歳59.66歳79.66歳
30歳49.99歳79.99歳
40歳40.40歳80.40歳
50歳31.15歳81.15歳
60歳22.54歳82.54歳
70歳14.80歳84.80歳
80歳8.50歳88.50歳
90歳4.40歳94.40歳
100歳2.34歳102.34歳

ある意味当然なのかもしれない。
年代によって、年齢+平均余命 の伸びにばらつきがあるのも興味深い。
posted by K/I at 10:00| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | なんだか気になる | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年08月25日

なんだか気になる: 自分が支払った税金は税収全体の何%か?

ごく基本的なことなのに、今まで計算していなかった。
たとえば、ちょっと前に配られた定額給付金。
自分の場合は12,000円渡されたわけだけれど、このうち何%が自分が払ったお金なのか?
本来、把握しておくべきだった。

さて、自分の納税分の割合を計算してみよう。
財源がどうとかいう問題は考えないことにする。
それから、最新の情報で計算する。
つまり、今なら21年度予算と、僕の場合なら昨年分の確定申告額。
食い違っているのかいないのかよくわからないが、年度がずれていたとしてもだいたいのオーダーは合うだろう。

予算は財務省のホームページをみればわかる。
http://www.mof.go.jp/jouhou/syuzei/siryou/001.htm
84兆5,756億円。
たとえば自分の払った税金が:
10万円 なら 0.00000011823%
20万円 なら 0.00000023647%
30万円 なら 0.00000035471%
40万円 なら 0.00000047294%
ということになる。
なんだか小さすぎてよくわからない (0 の数が何個あるのか数える気にもならない)。

では、定額給付金、自分で負担しているのはいくらくらいなんだろう。
総額2兆円、というアバウトな数字しかないのでわかりにくいが、上の割合を使って計算すると、2兆円のうち自分の負担額は、
税額10万円 なら 2,360円
税額20万円 なら 4,720円
税額30万円 なら 7,080円
税額40万円 なら 9,440円
になる。
つまり、12,000円との差額はだれかほかの人が負担してくれているということだ。
少しありがたみがわかった気がする。
【関連記事】
もらうにはもらったけれど
posted by K/I at 08:45| 東京 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | なんだか気になる | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年06月08日

なんだか気になる:文法の問題 - 「失われる」は受け身?

文章を書いていて、「失われた」にしようか「奪われた」にしようか、などと迷っていて、ふと思った。
「奪われた」は受け身だけれど、「失われた」は受け身ではないぞ、と。
じゃあ何なのだ?

答えは簡単だった。
"自発"
そういえばそういうのもあった。

自発は、「思われる」とか「見られる」のように『特に主観的な考え・感覚などを示す動詞に用いられる』(Wikipedia「自発 (文法)」から引用) のだそうだ。
だからすぐに思いつかなかったのだろう。

ちなみに自発の意味は、

「動作・作用が自然にまたはひとりでに実現する意を表す言い方。」(大辞林 第二版「自発」)

つまり、「失われた」と言うと、自分が意図せずにいつの間にかそれを失ったことを表すことになる。
一方で「奪われた」は、何か強い力によって強制的に失わされる印象を受ける。

「失われた時を求めて」という題名に対する印象が、少し変わった気がする。
タグ:国語 文法
posted by K/I at 20:03| 東京 🌁| Comment(0) | TrackBack(0) | なんだか気になる | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年05月22日

なんだか気になる: コーヒーフレッシュの正体

ファーストフードなどで利用されている「コーヒーフレッシュ」。
これはミルクではない、という噂を聞いたことがある。
じゃあいったい何なのだ?
気になったので調べてみた。

ちょっと検索してみると、おおかたの「解説」は、

植物油に乳化剤を入れたもので、乳成分はまったく含まれていない。

といったもの。
つまり、"サラダ油" をそれっぽく見せただけ、ということか。
でも、なんとなく腑に落ちなくて、メーカーサイトを見てみた。

スジャータのめいらくグループ
http://www.sujahta.co.jp/customer/faq1.html
※Q10の質問はちょっといい。ヤラセっぽいけど。

ネスレのクレマトップも「牛乳由来のカゼイン」を使っているそうだ。
http://jp.nescafe.com/creamer/qa.asp

けっこう気分の悪くなりそうな添加物もいろいろ入っているし、代用品であることに違いはないが、乳成分ゼロというわけでもない。
ちょっと風味 (というより雰囲気) を味わう程度なら、まぁこんなもんだろう。

そもそもコーヒーがぶ飲みしている自分の場合、味とか健康とか気にするのもおかしな話だ。
posted by K/I at 14:44| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | なんだか気になる | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年11月25日

なんだか気になる:なぜ「食べる直前」に入れるのか?

夜中に仕事に疲れると、なぜかカップ麺が食べたくなる。
本日のメニューは明星の「ラーメンの底力」。
5分か、長いな。
それにしても、なぜ「食べる直前に入れてください」なんだろうか?
これは長年の疑問だったので、待つ間に調べてみた。

http://www.asahi-net.or.jp/~gs2y-msk/think/thn_14.htm

なるほど、そういうことだったか。
そういえば、日清のカップ麺に「温度が低下して、麺が戻らなくなることがある」という脅し文句が書かれているのを見たこともある。
おそらく、両方の理由だろう。

ちなみにこの「ラーメンの底力」の太麺と濃厚みそには、「香りスパイス」というのが付いている。
たぶん山椒? きりりとした辛みがけっこうおいしい。
それで、思いつきでガラムマサラも入れてみる (たまたまあったので)。
意外と、この力強い香りがマッチする。
ただし、ビール (キリンラガー) には合わないようだ。
posted by K/I at 02:35| Comment(0) | TrackBack(0) | なんだか気になる | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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